ひとりごと的つぶやき

犬のいる暮らし・いない暮らし

 

 

 

 

 

 

 

写真は、先日ウェリントン通りで見かけた、オートバイ愛好者の集いの一幕。おしゃれしたチワワたちがとってもかわいかった。私はマレーシアからこちらに来るときに我が家のチワワのために最高な里親を見つけてその人に託してきたという経緯があって、チワワには特別な思い入れがある。恋人と別れた時でもあんなに泣いた経験はなかったかもしれない(笑)

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私がマレーシアで飼っていたチワワはニックと言い、細マッチョタイプのショートヘアのチワワだった。プロのブリーダーやペットショップからではなく、あるお宅でかわいがられていたロングヘアのライトブラウンのチワワと、ショートの黒いチワワの間に生まれた子を譲ってもらった。生後2カ月から飼っていて、家族で飼った初めての犬だったので、娘たちと一緒に犬のしつけ方などを研究しながら育ててきた。私が仕事で忙しくなったりした時期など、あまりかまってやれなくて、多分寂しい思いをさせたと思う。

カナダに来るにあたり、マレーシアからは貨物扱いで犬を送らなければいけないこと、またマレーシアのエアコンでもブルブル震えが止まらない子を厳寒のカナダに連れてきて、家に閉じ込めていいのか、とか、人間も慣れない海外暮らしで、住むところも決まっていないのに犬の世話までできるのか、とかもちろん費用のこととか、主人と私のニックに対する温度差とか、色々なことを総合した結果、ニックには我が家以上に素敵な里親をマレーシアで見つけてその人に託そうと決意した。里親は、マレーシアのPetfinderというウェブサイトを利用して募集をかけた。

 

 

 

 

 

 

すると、写真がよかったのか、色々な人に応募してもらった。私は、犬を飼った経験のある家族を希望していたが、応募者の中に19歳の男の子がいて、その子は犬を飼った経験がなかったのだが、男兄弟4人の長男で、自分も弟たちもみんなニックの写真を見て本当にニックを迎え入れたいと願っていると言ってきた。何度も何度もお願いしますとメッセージを送ってきたり、今日は犬のしつけ方のYoutubeビデオを見て研究していた、とかのメッセージまで入ってきた。元々、犬との暮らしに慣れた人の方がニックにとっても里親にとってもストレスがないだろうと信じていたが、彼とやり取りしているうちに、(ここまで思ってくれる人たちに託した方がニックは幸せになれるんじゃないかな)と思い始めた。しかも、両親とその親たち、男の子4人、更にお父さんの弟夫婦も同居している大家族で、常に必ず誰か家にいるらしい。いつも家で寂しく私たちの帰りを待っていたニックが、もう一人ぼっちにならずに済む。

結局、彼の熱意にほだされて、19歳の若い里親にニックを預けることに決めた。

彼らの家にニックを届けに行った日、うちでは甘えん坊でいたずらでわがままなニックが、なんだか聞き分けがよくとってもお利口にしているのを見て、少し驚き、いじらしくも感じた。先方では、今までに教えていたトリックをいくつか見せたら「ニックは本当に頭がいいんだなあ!」とものすごい喜ばれた。フードの話になった時、ニックが鶏のささ身が好物なので、そのことをかなり強調して伝えたら、里親の方ではニックにはいつもささ身を上げると約束してくれた。(笑)本当は他のフードも食べていたけどね。ごはんくらい、少し格上げしてもらってもいいよね。(笑)いよいよニックを置いていくことになった時、ニックは私たちを見送りに来たけど、新しい家族と一緒にすんなり家の中に帰っていった。え、そんなものなの?とちょっと気落ちしたが、よく考えてみたら、このくらい親離れのいい子の方が幸せになれるのかもしれない。

帰りの車の中で、それまで大人のつもりで分別くさく、これがみんなにとってベストの選択なんだ、と自分に言い聞かせていたのが、現実にニックと離れてみて、やっと本当の自分の気持ちに気づいた。あの子は私たちの家族の一員だった。車の後部座席で、一緒にニックを連れてきた下の娘が静かに泣き始めた。それを聞いたら、私の方も気持ちがあふれてきてしまい、私は嗚咽して泣き出した。あまりに涙が止まらないので、前が見えずに運転していても危ない感じになってきた。仕方がなく、ちょっと落ち着こうと、娘を誘ってその近くのカフェに入った。美味しいジュースを飲みながら、ボロボロ泣き続けているこの親子を、お店の人はちょっと困りながらもそっとほっておいてくれた。娘とカフェに入ってただ泣いていたのは、後にも先にもこの時だけだ(笑)

ニックを失って1週間、毎日ふと思い出しては泣くという日々を過ごして、主人が「そんなになるくらいだったら、いっそ今からでももう一度ニックを連れ戻したらどうだ?」と言ってくれた。私も後先を考えず、何度車に飛び乗って、「ごめんなさい、やっぱりニックを上げるのは取り消しにします」と里親に言いに行こうと思っただろう。でも、あんなに喜んでくれた兄弟たちに、自分と同じような思いをさせていいのか、と思い止まった。

大分気持ちが落ち着いてから、もう一度ニックに会いに行った。ニックは新しい家で、しっかり自分の居場所を作り、家族に愛されて幸せに暮らしていた。家族が、また「ニックは本当に賢い犬だね。」と言ってくれ、色々なエピソードを話してくれた。そして、これからも一緒にニックを見守っていこうと、一緒にフェイスブックグループを作って、時々連絡を取り合うことを約束してくれた。彼らは本当にいい人たちで、お父さんに威厳があって、ニックは何の迷いもなくここの家のお父さんを新しいボスだと決めたようだった。

この時は淋しさはまだあっても、やはり自分の里親選びは間違っていなかったと確信した。うちにいた時よりも自信にあふれてお利口そうなニックを見ていたら、なんだか頼もしく感じられた。私たちの犬育ては、間違ってなかったんじゃないかな、と思った(笑)

さて、カナダに来て、犬のいない生活でとても物足りない思いをしていたら、上の娘がペットシッターのアルバイトを始めた。なかなかの人気で、結構ひっきりなしに我が家に色々なタイプのわんこたちがゲストとしてやってくる。1匹の犬とじっくり付き合うのも本当に素敵だけれど、こうやって色々な子に出会うのもとっても楽しい。ありがたいことに、犬を飼うつもりはなかったのに念のためと思ってペットOKのアパートを選んでおいて本当によかったと思う。今、色々なわんこたちと関わって幸せを味わえるのも、ニックとの出会いと別れを経験したからに他ならない。これからも、色々な形で動物と関わって生きていきたいなと思っている。

 

 

 

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