PEQ (ケベック経験プログラム)

ライバルは自宅(うち)にいた!

 

 

 

 

写真は、前回に引き続き、オールドポート。水の星座生まれだからなのか(笑)、大きな砂丘のある海の街で生まれたからなのか、海とか、大きな川とか湖とか、水のある風景のそばにいるだけで心が落ち着く。だからモントリオールとは本当に気が合う気がする。今住んでいる家の近くにもセントローレンス川が流れている。逆に海がなく、川の水がカフェオレ色(!)のクアラルンプールにいた時は、なんとなく心のよりどころが足りないような思いをしていた。

今、一カ月限定と決めて午前中のフランス語のクラスを受けている。これがなかなか面白い。高校卒業したてのニューヨークからきている女の子、普段アメリカの大学で英文学を教えているが、夫婦で長期休暇を取ってフランス語を勉強している女性、メキシコのお金持ちっぽいかわいい女の子、会社が急に倒産して、いい機会だからとフランス語を学んでいる、夜になると即興演劇のトレーニングをしているアルベルタ出身の男性。ベトナムでうどん屋さんをしていたが子供3人の教育のために夫をベトナムに残してモントリオールに来て、英語とフランス語を両方必死に勉強しているお母さん、ブラジルからやってきた、いつもニコニコしてなんにでも興味津々の優雅なマダム。そんな様々な状況の人達が、私のクラスメートだ。いつものことだけれど、みんな私よりフランス語ができる。(なんでだろね、笑)1時間目のレッスンでは書いてきた作文を読んでそれを元にディスカッションをするので、お互いの考えていることや、悩みや、面白い経験などをそこで共有するため、だんだん仲良しになっていける。例えば昨日は、ある人がパラシュートでヘリコプターから飛び降りた時の実況中継的な作文をハラハラしながら聞いたり、若い子が自分の親と上手くいかないことについての話をしたり、ケベコワとフランスのフランス語の比較をしてくれた人がいたりと、自分の今感じていることや過去の記憶など思ったままを共有できる、まるでセラピーセッションみたいな感じでとてもいい。レッスンの回数が増えるほどお互いのことを理解するから、親近感がどんどん湧いてくる。同じ時間を共有している感じが日に日に強くなるし、私の作文も日に日によりパーソナルなことを書くようになっている。

このレッスンの外にも、最近新しいことを始めたのだが、それは次回にお伝えするとして、今日の本題に入りたい(え、ここから?な感じだけどね)
それは、今モントリオールで大学に通っている上の娘(18歳)の件。彼女は5月に夏期講習でフランス語の集中コースを取った。彼女は、小中高校~カレッジの1年までマレーシアで教育を受けており、マレーシアは多言語の国なので、ごく自然な形で英語、日本語、中国語、マレー語を話す。でも、フランス語についてはほぼ初めてだ。ほぼ、というのは6歳くらいの時、ピーターパンの映画にはまってほぼ毎日見ていたのだが、毎日同じじゃ飽きるかと思って冗談でフランス語トラックをかけてみたら、娘がその音を気に入ってしまい、毎日のようにフランス語でピーターパンを見るようになったことがあった。そんなに好きなら習ってみる?とフランス語のクラスに2カ月くらい送ってみたことがあった。結局ピアノ、バレエその他の習い事のように少し経つと飽きてしまって継続はしなかった。私は嫌なものをがんばって続けさせるのは主義に反するので、長続きしなかろうと、やめ癖が付こうと気にしなかった。そんなほんのかすり傷程度(笑)のご縁しかなかったフランス語を、今回娘がまた習い始めた。

彼女は、語学の学習方法については常に色々考えているタイプの人だ。なぜかといえば、学業の合間の仕事として、自宅でできるオンラインの英会話の講師を選んだからだ。普段日本人や韓国人の生徒を対象に、OKPandaというNY発のウェブサイトで英会話を教えているため、常に効果的な方法を自分でも模索していたらしい。今まで身に着けた言語はフランス語とは違い、生活の中で自然に覚えたものなので、今回は初めて学習して覚えるということで、本人なりにアプローチを練っていたようだ。

まず、最初に発音を自主学習(アプリなどを使ってゲームで覚えていた)した後にクラスに入った。クラスは1日3時間で週4日X6週間。その間に驚くことにPresent(=現在形)、Passé composé(=複合過去) Futur Proche(=近接未来)まで習っていた。4週目くらいから、フランス語で話す練習をしたいと言い出したので、喜んで付き合って話し始めた。もちろん語彙が少ないから簡単なことしか言えないのだが、教わった文法を着実に記憶できる(これは私には難しいので…笑)ので、文法がしっかりしており、発音がクリアで英語に引きずられていない。うっかりすると彼女の方が私よりうまく聞こえる(笑)いま彼女に勝てているのは語彙数だけという情けない状況だ。

彼女は、英語を先にやっててよかった!と何度も言った。だって、違いはあるけれども文の構造が日本語よりもずっとフランス語と近いし、そっくりな言葉がたくさんあるから、語彙を増やすのが早いし、という。それは私も同感で、フランス語を始めたころによく言われた、「英語が流暢な人ほどフランス語が伸びない説」は事実ではないと実感している。本当は英語ができる人ほど、まず英語とフランス語との違い(文法上、そして発音上)を明確にする作業が必要なんだ。その上で共通点を利用すればいいんだと思う。それを始めにやっておかないと、英語の癖を引きずったままの発音でフランス語が非常に理解されにくくなる。

娘ががんばってフランス語を習得しているのを心から喜び、そして私にとっても家で話す相手ができたことが本当にありがたいとは思いながらも、こんなに短期間でさらっと言葉を習得する人が世の中にいることを目の当たりにして、時々がっくりしてしまう。私が人並み外れて物覚えが悪いのだろうか?それとも年齢的なもの?どれも正解ではない気がする。彼女から溢れている、、自分にはできる、と強く信じる気持ち。本当はこれがまず、何においても一番大事なことなんだろうなあ。私の中には、いつもなんとなくフランス語に対して尻込みするようなところがある。フランス語に関係がある世界では、何となく無口でシャイでおとなしくなってしまう。今、その殻を破ろうと、新しいことを始めてまたもがいている。TEFAQ受験まであと2週間ほどだ。まだまだ頑張れ、私!

 

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