PEQ (ケベック経験プログラム)

家族ってなんだろう?

写真は、娘たちが小さかった頃の家族写真。マレーシアの美しいビーチでの一コマだ。私の家族に対する憧れってこんなシーンに対するものだったんじゃないかな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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去年の1月に下の娘とモントリオールに来て1年と2カ月、ようやく夫がモントリオールに来ることができた。
夫はマレーシア人で、日本人と違ってカナダへの入国にビザが必要だ。自分の学生ビザ申請と同時に夫のワークパーミットも申請したのだが、カナダの移民局、CICのサイトに書かれている「ワークパーミット発行までの平均所要日数」はまるで当てにならず、いつまでたっても何の音沙汰もなかった。マレーシアにいた時から、PEQ申請者のフォーラム(英語サイト)で、配偶者は短期滞在ビザで入って、こちらでワークパーミットの申請をしたら簡単に取れた、という話を何度も見かけたのだが、確実ではないと判断してその時はその方法に頼らなかった。でもこちらに来てから、中国人のクラスメイトの奥さんも同じ方法でワークパーミットを取得したのに励まされ、うちの夫にも短期滞在ビザでの入国を勧めた。ちなみに、日本人の場合は観光客のケースと同様、ビザなしで入ってきて、空港でワークパーミット申請用の必要書類を出してワークパーミットをリクエストすればいい。入国にビザが必要な国の人の場合は、空港では手続きができないので、一旦短期滞在者ビザで入国してから、陸路で国境まで行き(所要時間車で約40分)、ワークパーミットへの切り替え手続きに来た、と言えば、アメリカの地を踏むことなく、つまりカナダとアメリカの国境の間の数十メートルに入った後、車に乗ったままでカナダ側に引き返し、手続きをすることができる。アメリカに入国する際にビザが必要な国の人でも、この方法ならばビザは必要ない。この方法は2017年3月8日の時点で有効だった。現在、トランプ就任後、アメリカへの入国手続きが色々変更されることが多くなっているため、いつまでも同じ方法が有効とは限らないと思う。同じ方法を試す方は、必ず最新の情報を確認してから自己責任で判断していただければ、と思う。

さて、ようやく家族4人が揃って、めでたしめでたし、となるところなのだが、1年以上もバラバラだった家族が集まると、お互いに微調整が必要だ。上の娘は、マレーシアでカレッジに行く時点で、すでに一旦一人暮らしを経験していて、今更親元に戻ってきてあれこれ親から言われるのは多分煩わしいに違いない。下の娘だって14歳とお年頃なので、そろそろ親にあまり干渉されたくない時期だ。

また、私はと言えば、実は精神的に一番変わったのは、ひょっとしたら成長期の娘たちよりも自分なのでは、というくらい変わった。

結婚してからの20数年のうち、最初の数年はマレーシアで専業主婦をしていた。子供が小さい時期は子供となるべく一緒にいる、という主義だったが、経済的な理由もあり、途中日本に行って英会話学校の講師をしてみたり、マレーシアで建設会社で社内通訳翻訳者になってみたこともあった。ところが、どんな仕事についても、最初に専業主婦としてマレーシアでの生活をスタートしたため、何となくいつまでも精神的に家事は女の仕事のような気分を背負い続け、しかも家事があまり得意ではなかったので、主婦としても、職業人としても中途半端な気分で生きていた。マレーシア滞在の後半になって、通訳者として独立して、フリーランスで仕事をするようになり、ビジネスの現場でマネジメントの厳しい話を結構なスピードで訳す、ということを必死で続けていた。精神的にいつもいっぱいいっぱい、自分の実力よりももっと上のスキルを求められる仕事が次から次に回ってきて、仕事に鍛えられてスキルは上がってきたけれども、毎日ヘトヘトで生きていた。家に帰ると家事は手付かずで残っており、できない自分を責めてばかりいた。

一時期、マレーシアではごく一般的な、外国人メイドを雇って家事を任せたこともあった。彼女がいた4年間は、仕事に思いっきり集中でき、とても充実していた。しかし、彼女が帰国することになった時、とてもいい子だったため、もうほかの子を家に入れる気がなくなってしまい、またヘルプなしの生活に戻った。仕事がどんなに忙しい時でも、なぜか家事は全部私の責任。自分でもそれが当然と思っていたため、また上手くできない自分のことが嫌になってしまう日々に逆戻りした。

体も心も頭もボロボロに疲れて、何とか現状を打破しなきゃ、と思って最後に思いついたのが、家族から一時期離れて、自分のための時間を持つことだった。そのために、3週間の休みを取って、日本に一人で出かけた。行った先は、以前に記事を書いたことがある、断食道場だ。

この断食道場で、自分の思ったことをため込まないことを教わり、自分に対して素直になることを学んだ。今まで、結構我慢強いことを自分の美徳としていたけれど、つらい時には悲鳴を上げてもいいんだということを学んで、私は精神的に本当に楽になった。カナダ行きを決めたのもこの断食道場だ。そんな変化の後、怒涛のように準備を進めて半年後にはカナダに来ていた。こちらに来て、新しい生活を始め、しかも夫のいない1年間、自分で色々なことを決めて自己責任で生きてきた。心細いこともたくさんあったけれど、多くの新しい出会いもあり、周りの人たちにも支えられながら、前よりももっと素直に自分をさらけ出して生きることができるようになった。私にとって、カナダは生まれ変わりの場所だといってもいい。

ところが。
夫にとっては、妻のこんな急激な心境の変化は、まさに青天の霹靂だったろう。今まで、ケンカしても大事になる前に引き下がり続けてきた妻が、急に戦いを挑んできたのだ。我慢するのをやめてしまった妻に、お互いに自由に生きてきた1年のギャップを超えて久しぶりに新しい土地で会うなんて、彼にとっては本当にヘビーなできごとに違いない。(笑)彼にとっては完全なアウェイの土地だ。私には、過去20数年間、アウェイの土地で生きてきた実績があるけど、彼にとっては地元のマレーシアを離れて久しぶりに何も知らない場所での新生活。そこで妻が、今までとは違う、もっとお互いに自立した、新しいパートナーの形を求めてくるなんてね。微調整が必要な時期なんだと思う。それに、就職先を探したり、これから色々なことが起こる時期だ。しばらくは少し対立したり、議論したりが続くのかもしれない。家族の形も、新しくなっていくのかもしれない。

どういう形に落ち着くにせよ、家族一人一人が幸せを見つけることができるように、自分を見つめなおす時期に来ていると思う。

 

 

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ところで、前に告知していた、PEQのFAQ集を作る話。お待たせしていて大変申し訳なく思っている。
実は今週が学校の春休みだったので、ここで一気に製作する予定でいたが、残念なことに、休み明けに自分の苦手科目の最終試験が入ってしまい、その試験準備で毎日明け暮れてた。多分、この試験終了後、少し落ち着くと思うので、そろそろまとめたいと思っている。今のところ、インターンの時が一番時間的に余裕がありそうなので、その時に完成させる予定。これからは、CSQ申請の準備を少しづつ始めていく時期でもある。またそれについても気づいたことがあれば、ブログにアップしていこうと思う。

POSTED COMMENT

  1. 川村 慈子 より:

    色々な生き方があって良いと思います。
    自分を信じる事。 信じてもらう事 。
    泣きたい時には 泣いても きっと また 笑って歩き出せる時が来る 。
    頑張れ~!

    • ちえこ より:

      ここにコメント残していただくの、煩雑じゃなかったですか?どうもEメールか何か登録しなければいけないみたいですよね。
      素敵なコメントありがとうございました。
      自分を信じること、信じてもらうことって、本当に大切なことですよね。今の私が一から積み上げ直さなければいけないことでもありますね。最近、思ったことをはっきり口にできるようになったのはいいことなんですが、まだコントロールが下手でたまに人を傷つけている気がします。
      もっと大人になりたいわ(笑)

  2. […] A: ブログ記事「家族ってなんだろう」の中に詳しく取得状況を記載したので、そちらを参照ください。「家族って何だろう」を読む […]

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