カナダ生活

To Hug or Not To Hug? ハグするべきか、せざるべきか?

写真は、先日行ったボタニカルガーデンのハロウィーンのイベントの一コマ。魔法使いのおばちゃんのリビングに招かれて、彼女のストーリーを聞くような感じだ。フランス語だったので、あまり細かいところは??だったけど?、感じのいいおばちゃんで子供たちが、嬉しそうに話に応えていた。なんか、温かい。途中、歌も歌ってくれたりして、なんだか懐かしい感じのショーだった。写真は、先日行ったボタニカルガーデンのハロウィーンのイベントの一コマ。魔法使いのおばちゃんのリビングに招かれて、彼女のストーリーを聞くような感じだ。フランス語だったので、あまり細かいところは??だったけど?、感じのいいおばちゃんで子供たちが、嬉しそうに話に応えていた。なんか、温かい。途中、歌も歌ってくれたりして、なんだか懐かしい感じのショーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週はつい、新しい記事を上げるタイミングを逃してしまった。そのことと、今回のお題が密接につながっている。

実は、コンピュータサポートのクラスでは、ある種の山場を迎えていた。それは、サーバーのモジュールだ。これまではどちらかといえばセオリー的な勉強が多くて、文系の私でもまあ普通にやっていれば点数が取れた。でも、このサーバーのモジュールはついに、テクニカルな要素がどっさり入ってくることになった。ただ、このモジュールの前にも一つ、ネットワークのモジュールでCiscoの仮想ネットワーク構築のソフトを使う、かなり理系な感じのクラスがあったのだが、そのクラスは先生がとってもゆるーい感じの人なので、できてもできなくてもいい空気が漂っていて、しかも最後までインターネットやらテキストやらなんでも使って課題を終わらせればOKで、期限もゆるゆるだった。行き詰ったら、先生を呼べば、問題解決してくれるので、自分で最後までできなくても大丈夫なのだった。

ところが、サーバーの担当、E先生は、30代半ばの恰幅のいいお兄さんで、彼の出す最終テストはいくつかのコマンドのメモ以外の持ち込み禁止、当日インターネットのアクセスは取り上げられ、教科書や自分のノートも持ち込み不可。3日間+2日の執行猶予期間のうちに、バーチャルボックス(仮想マシン構築ソフト)を使って、自分でウィンドウズ2012のサーバーを5台構築しつつ、課題の34問に従って設定をしていくという、ノートを見ないと何もできない私にとってはとっても過酷なテストだった。Wスクールで夜に勉強できないので、テストの数週間前から、できる限り学校にいる間にわからないところを克服しなければならなかった。

幸いなことに、私にはのび太君ことTという天使がいて、彼が私の隣に座っていつでも質問に応えてくれた。彼は中国人で弱冠二十歳の男の子だが、8歳からコンピュータと遊んで育ち、PCマガジンを友達に大きくなったという、生粋のコンピュータ人間だ。なぜか、サーバーのクラスが始まったころから、「自分の席が寒いから」という理由で私の隣の窓際の席に移ってきたのだが、ある時、

私 「あなたがいなかったら本当に困ってたわ、ありがとう!」っていったら、

T 「そうでしょ。そのために隣に移ってきたんだから。」と、ニコニコっとされて、なんかいい人過ぎて涙が出そうになったことがある。彼にとっては、苦手な英語を上達させるためには、私と話し、私に色々説明することも役に立っているんだとは思うけど。彼はここを卒業したら、カナダの大学でITの学位を取ろうと思っていて、そのためには英語が必須だからだ。私も、彼の説明がより正確なものになるように、英語をサポートしたりの配慮はしている。ほんの少しでもお返しのつもりで。

更に更に、私には強い味方、いつもちょっと離れたところで見ていて、困って泣きついたら、必ず力を貸してくれるDもいる。彼は、地道に努力をして確実にいろいろなことを吸収しているので、わからない人のつまづきポイントを抑えた、その人の力を伸ばす教え方をしてくれる。今回は彼に無理を言って土曜日に彼の新居に娘連れで押しかけ、午後いっぱい一緒に勉強させてもらった。特別なおもてなしをしてくれるわけではないけど、黙々とPCに向かい合っていて、たまにわからないところを聞くと、いつも確実に答えを教えてくれる。本当は彼はすでにすべてのやり方を確認してマスターしているはずだから、土曜日に勉強する必要もなかったとは思うが、ただ、「どうせ自分ももう一度できるかどうか確認したいと思っていたから。」とさらっと言ってくれたのには、本当に救われた。

それにしても、持つべきものは心が広くて勉強ができる友人だよね(笑)

でも、何度聞いても、覚えることが多すぎて、すべての手順を頭に叩き込むのは、私にとっては至難の業だ。しかもわからないことがたくさんあるので、全部を聞いていたら彼らの時間がなくなってしまうから、できる限りは自分でやってみなければいけない。

大変なことは重なるもので、11月初めにフランス語のB2レベルに入るためのインタビューも迫ってきていた。フランス語の手を抜くわけにもいかない。そんな状態で、テストの前には気持ちが本当に追い詰めれらてしまった。職業訓練のカレッジなのだから、めったなことで落第にはならないことは十分知っているのだが、一応合格ラインは80%なので、8割のことができていなければアウトだと思うと、怖かった。私は、上の娘の年齢の都合から、単位を落として卒業が遅れることが許されない立場なので、プレッシャーが半端ない。

もうすぐインタビューと聞いた、語学レッスンのパートナーの一人、30代前半のケベコワ男性、Sが、普段の週一レッスンに加えて特別にインタビューの準備を一緒にしようかと申し出てくれた。(ここにも天使がいたね!笑)

本当にありがたかったし、必要でもあったのだが、サーバーで消耗してしまって、Wスクールの間の2時間にレッスンを入れる余裕がまったくなくなった。翌日もサーバーのテストが続くので、頭がへとへとでは何もできないと思い、

「せっかくのオファーで本当に本当に練習したい気持ちはやまやまなんだけど、実は今、神経衰弱ぎりぎりのラインに来てるの。サーバーのテストが大変で…残念だけど、今回はキャンセルします。」というメールを送った。

そしたら、

S 「NOOOO! ハハハ、君のメールを読んだらほんとに悲しくなっちゃったよ。何か助けてあげられたらいいんだけど…(ちょっとしたハグだけでも…ハグするといつでも気分が少し良くなるもんだよ)」

と、チャーミングなことを書いてくる。彼はいつも相手にこういう甘ーいやさしい言葉をかけられるタイプの人だ。ちなみに、私に気があるわけでは断然ない。

それで、

私「そうね。今必要なのはハグだよね。長いことハグしてないわ…私の下の娘はハグが苦手で、体の接触を嫌がるの。彼女はそういうタイプなんだ。でも、上の子はハグ好きで、もうすぐ彼女、モントリオールに来るのよ!じゃ、金曜日に会いましょうね!」

と返事をしておいた。

そして、結局3日プラス猶予期間の2日もフルに使ってようやくサーバーのテストを終わらせ、Sとのレッスン日になったら、レッスンの2時間前くらいに、こんなメールが来た。

「今日はスペシャルなハグを準備しようか?それとも、娘さんが来るまで待ちますか?」(笑)

読んだ瞬間、授業中だったが、「わはは!」と声が出てしまった。動揺していたのだろう(笑)

思えば、今クラスメートはハグの文化のない人が100%(中国人、韓国人、カンボジア人、コロンビア人とリビア人)で、普段の生活にはハグがない。たまに元のハウスメートと会ったときにハグする程度だ。

イギリスに4年住んでいた時に、ハグは日常茶飯事だったから、多分一般の日本人よりはハグのシチュエーションに場慣れだけはしているんだけど…未だに自然なハグができているとはいいがたい。どうしてもぎこちない感じが出てしまう。特に男性とのハグは、難しく感じる。あまりに体の接触がありすぎるのも気持ちにそぐわないし、かといって形だけの心のないハグはした後に心残りがする。Sが本当に思いやりで言ってくれているのがわかるので、彼の気持ちを無下に断るのも気が引ける。

でもさ、ただでさえぎこちないのに、今日は特別なハグしますよって約束されて、お願いしますって言いにくいよね。しかも、どんな顔して彼を迎えればいいの?(笑)彼氏でもないのにね。

イギリスの場合、結構相手も形だけハグする人も多くて、そんなにムギュって感じのハグはなかったんだよね。一応両方の頬にちゅってするんだけど、それも、音だけ出して何もほっぺに触れてない場合も多いし。

私のハグ遍歴の中で(笑)、まあ、形式だけでもする時代があり、日本ではハグの文化はないんですよ、と説明して割愛していた時代もあり、その後に日本人でもラティーナの様に情熱的なちょっぴりセクシーなハグができる女性に会って、すごいうらやましかった時代があり…また最近カナダで目撃したハグで大きく揺さぶられたことがあった。

それは、元ハウスメイトのS女史の娘さんが、長期の海外出張を終えて最近モントリオールに帰ってきた時。たまたま歓迎ディナーに入れてもらったのだが、その時来ていた彼女の友人たち同士の(男女含む)ハグが、本当に心からの温かいムギュって感じのハグで、それはそれは美しかったのだ。男女とかのこだわりがまったくなく、胸くらいまで完全接触しているのに、セクシーな感じは全然なくって、それは自然な温かいハグだった。間近で見ていて私は感動してしまった。

どうせするなら、ああいう感じの温かいハグ、したいな。

(文字通り)胸を借りる相手としては、Sは申し分ない。彼は私の意味を変に受け取るような人でないことはよく知っているし、ここは、思い切って、ハグするか。(笑)

そこで、こんな返事を書いておいた。

私 「ありがとう。苦しみは終わり、今朝はだいぶいい気分です。サーバーの試験に合格したしね!

そして、せっかくのオファーなので、あなたからハグを一つもらって、娘が来るまでがんばろうと思うの、ありがとう!」

送ってからも、変じゃないかな?といろいろ考え、そしてやっぱりどんな顔をして会えばいいんだろうと思っていたが、やっぱり彼はきっとあの温かい笑顔でさらっとハグしてくれるに違いないので、すべては彼にお任せしようと覚悟を決めた(笑)

そして、運命の時間がやってきた。私の本日の課題。心のこもった、温かいハグ。(笑)

彼は、そのカフェに入ってきて、私を見つけた時はいつもの感じだったが、私に近づいてくると、ニコッと笑って、そして両腕をちょっと大げさな感じに斜めに広げた。右腕が上がっていて、左が下がっていたので、私もそれに合わせて控えめにだが同じ形をとってみた。その形のおかげで、相手の向かって左側に顔が来るように自然に位置が決まる。そして、今までの形式的なハグよりも、少ししっかりと体を近づけた、そして何より心を込めたハグをしてみた。ありがとうって言いながら。

体を離すタイミングを逃して、なんだか数秒長い感じになったが、生まれて初めて、ボーイフレンドでもない男性に、気持ちの良いハグができた気がした。やっぱりこれ、相手との信頼関係にもよるんだよね、きっと。

その日のレッスンは、彼にとってのハグとは、とか、恋人とのハグと女性の友達とのハグの違いなどの話でめちゃめちゃ盛り上がった。彼と先日ハグをした日本人の女の子が、自分のハグはうまかったか聞いたらしい。私はさすがに自分のハグがどうだったか、というフィードバックをもらう勇気はなかった(笑)多分もう少し、修業が必要だろうな。

 

 

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