カナダ生活

モントリオールに、住んでみた。

あなたは、モントリオールに行ったことがあるだろうか?わたしはなかった。カナダでさえも、わたしにとっては未知の世界だった。

でも、2016年の1月8日から、わたしたちはモントリオールに住み始めた。今これ書いてる時点で2週間になろうとしている。時差ぼけも大分解消してきた。

なにしろ、2015年の7月初めには「行けたらいいな~♪」だったものが、10月にはビザの申請を済ませて、もう今モントリオールにいる。自分でもびっくりする怒涛の急展開(笑)ひょっとしたら、ミドルエイジ・クライシスの賜物かもしれない。

色々なことが重なって、こんな人生の転機を迎えることになった。

何が自分を動かしたのか...?と振り返ってみると...

1.娘の進学

上の娘は今17歳。ただ今マレーシアで、2+2といわれるアメリカ学位取得プログラムというコースで学んでいる。なぜマレーシアか、といえば、彼女はマレーシア人の夫と日本人のわたしとの間の子で、マレーシア人としてクアラルンプールで育ったから。彼女の通うアメリカ学位取得プログラムは、マレーシアで基礎単位を2年間取得した後、専攻を決めてアメリカ、またはカナダその他の大学に転入するというコースで、丸4年海外留学するよりもかなり経費が抑えられる、ありがたいシステムだ。そんな彼女が、マレーシアの2年の後、アメリカではなくカナダに留学したいと言い出した。理由は、インターネットで発信している、自分の興味のある分野の人たちの発言で、いいな、と思うとほとんどの人がカナダ人だった。国柄も、フェミニズムや、ジェンダーなどについて、大変オープンで進んだ意見を持つ人が多い。その上首相が若くてイケメン(笑)だそうで...娘が将来行くかもしれないからと、国のことをチラッと調べていくと、元々イメージもとてもいいし、治安もいいし、人々は誠実そうだし、うん、この国結構いいんじゃない?という気になってきた。

2.下の子の教育

下の娘は今13歳。マレーシアの多くの中華系の家庭がそうするように、小学校は中華小学校という、中国語を媒介語とし、国語であるマレー語と第2外国語の英語と、3ヶ国語を教える小学校に行った。ただその後の進学が悩みの種。普通の場合、以下のような選択肢がある。

A. 中華系中学。いい点は、勉強はものすごくできるところ。欠点は、勉強一辺倒になりがちで、しかもマレー語と中国語でダブルの学習、受験をしなければならない。土曜日も学校がある。うちの子の伸び伸び~っとした性格にはあわないと判断。

B.政府系中学。小学校とは一転して英語、科学、数学のクラス以外はすべてマレー語で行われる。いい点は「無料」なこと。欠点は、先生の質があまりよくないとされている。(一部の超優秀校を除き。ただし、このような優秀校はもちろん、ものすごく成績のいい子しか入れない。)現在、マレーシアの親たちは政府系の学校の質の低下を憂慮して、学校のない時間、子供は塾でみっちり勉強をして補っていることが多い。また、お金に余裕のある親たちは、インターナショナルスクールに子供をいれるようになっている。

C.インターナショナルスクール。主に、英国式の学校が多い。(ごくわずか、アメリカン、オーストラリアン、カナディアンなどもある)駐在員の家庭が多いとても高級なところもあれば、マレーシア人が多く集まる、いわゆるローカルインターナショナルスクールといわれる比較的安価なところもあり、多種多様。17歳でIGCSEという高校卒業試験を受けるところが多い。いい点は、英語で学べることと、世界に通じる資格を取得できること。欠点は、やはりコスト。5年インターに通わせれば、マレーシアに小さなアパートくらいは買えるお金が吹っ飛ぶ。

このような主な選択肢の他に、政府系と同じマレー語シラバスだが、もう少し先生の質がよいとされる私立校、そして、インター校と同じIGCSE の資格を目指すが、学校としては認定されていない、塾のようなHome Schooling Centreという選択もある。インターよりも費用が安いために、このHome Schooing Centreも雨後の竹の子式の成長を遂げている。

ちなみにうちは、上の子は中3まで私立、中3の終わりごろから、ローカルインターに切り替えた。途中で変えたのは、本人が「マレー語で勉強するのきつい」と言い出したから。ありがたいことに、上の子はインターに変わってから、人が変わったように勉強も、人生も楽しむようになった。

一方、下の子は、恐らく大半の友達たちとまるで違う、インター校への進学を嫌がり、政府系と同じマレー語シラバスの私立校を選択した。そして、マレー語が難しくて成績はあまり振るわないが、いい友人に恵まれて学校は楽しいという中1生だった。

しかし、一部のテストで、赤点をとるようになり、マレー語のできないわたしでは助けてやることもできず、かといって娘はインターには行きたくない。どうしたらこの子が、勉強って意外と楽しいなって思える環境を与えてあげられるのかと、悩む日々が続いた...

3.ケベックの移住プログラム

そんな時、カナダの環境を調べていたら、なんかカナダの教育いいんじゃないか?と次第に思えてきた。それで、どうしたら長期に住む資格が得られるのか、「カナダ移住」とか、「移民」などのワードで検索をかけ調べまくった。すると、レーダーにかかってきたのは、ケベック州。ここは、幸か不幸か、フランス語圏。しかも冬がとても寒い。多分この2つの事情で、移民を集めるのが少し難しいのだろうか、ケベックには他の州にはない、ユニークな移民プログラムがあることを発見した。それが、PEQプログラム。PEQプログラムについては、これからゆっくりこのサイトで解説していこうと思うが、そんなわけでケベック州の中でもモントリオールなら、英語も比較的通じそう(ここは2ヶ国語行ける人が多いらしい)だし、いけるんじゃない?ってことになった。インター校をひたすら嫌がっていた下の子も、「カナダは行きたい!そしたら、オーランド(アメリカ)に近いでしょ?」という。彼女の好きなアーティストがアメリカのオーランドにいるんだよね。ほぼ、観光旅行と同じノリの答えだったが、答えが意外なことに”Yes!”だったのが、わたしをぐっと動かす。

4.パートナー

普通、1人が海外移住なんて突拍子もないことを言い出すと、パートナーである夫が「そんな無謀な..」とか、「無茶だよ」って、止めるものなのだが...さて、うちの相方はなんと言ったか? 「え、移民なんて、ものすごいお金持ちにしかできない選択だと思っていたのに!そんな制度があるなんて、よく調べたなあ。もっとよく調べてみてよ」だって。いや、結局調べるのはわたしなんだよね。でも、相方もブレーキになるタイプではない。むしろ押してくる方。だから、動き出したらもう止まらなくなる(笑)

5.人生観を変える転機

実は2015年の3月頃、それはわたしの誕生日の頃なんだけど、わたしは絶不調だった。体調も、別にどこか悪いところがあるというのではないけど、疲れやすいし、仕事が終わるともう何もできないくらいヘトヘトになるし、家に帰れば手をつけていない家事が山ほどあって、憂鬱な毎日だった。何か自分を変えたいんだけど、どうしていいかわからない...そんな気分の時に、急に、断食道場でもいくかなっていう気になった(笑)とにかくデトックスして、体をすっきりしたら、気持ちもすっきりするかもしれないし。それで、家族に、「誕生日のプレゼントは何もいらないから、3週間ほど、わたしにお休みを頂戴」とお願いし、娘のIGCSE受験が終わってからということで、7月に日本のある断食道場に行ってきた。そこで、簡単に言ったら、人生観が変わった。そして、「なんとなく行きたいなあ」だったカナダ行きの件がまるでOne Pieceのルフィーみたいに「カナダ移民に、俺はなる!」みたいな気分に一気になってしまった。この断食道場の話は濃すぎてここでぱっと書けないので、またいずれゆっくりまとめたい。

こんな様々なことが自分の中で混ざり合って、結果として今、モントリオールでこんなブログを立ち上げようとしている。

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POSTED COMMENT

  1. とがわ より:

    おつかれ。 いよいよだね。 情報アップ 楽しみにしています!

  2. あきさん より:

    望むところです(笑)

  3. 私も4月に子供(5歳)を連れてモントリオールに行きます!1年ぐらい住むつもりです。色々緊張しています。もしどこかで会えたらどうぞよろしくお願いします。

    • ローちえこ より:

      コメントありがとうございます!4月にいらっしゃるんですか?こちらこそよろしくお願いします。
      まだまだモントリオールを熟知しているとはいいがたいですが、一緒にこの街のよさを発見していけるといいですね。
      いらっしゃるまでにもし特に知りたいことなどありましたら、ご遠慮なくメールでご連絡くださいね。

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